TDA1308というヘッドホンアンプICが評判いいようなので、RSにて購入。一個70円ナリ。安い。
素材の味を活かして・・・ヘッドホンアンプを作りました。
このTDA1308、ピンアサインが普通のデュアルオペアンプと一緒なので、とても扱いやすい。ボルテージフォロワ(電圧1倍バッファアンプ)で使います。
※注意 ICの向きを表す切り欠きやポッチがないので、回路図に書いたように表面の印字の向きから判断してください。
簡単な回路なので、できるだけ小さく、コンパクトに組み上げます。
ここで、基板裏に赤色LED+100Ωのチップ抵抗を追加。ちっさい・・・
ケースは、携帯用歯ブラシを入れていたプラケースです。単3電池x2と基板がすっぽり収まります。
Fiio X3につないでみましょう。再生中の曲は、CircusPのボカロアルバム「Five」です。実は24bitのハイレゾ音源です。
う〜ん・・・直刺しよりも力感がでて、ハッキリ・クッキリした音が出ます。音のヌケはまあまあですが、自分としては好みの音です。
このアンプ、低電圧の他のオペアンプにも交換できるようにしてあるので、他にもAD8656やOPA2353などを挿して聴いてみましたが、解像度は高くなっても線が細くてワンテンポ遅れてくるような音になってしまいます。ドライブ能力の違いというのでしょうか。オペアンプをプリアンプにして、TDA1308をバッファにすると良いかもしれませんね。
追記:
NJM3404というオペアンプが、安い割にかなり音がいいということで、TDA1308 → NJM3404に差し替えてみました。TDA1308のときよりも抜け感が良くなり、さらに聴いていて楽しい音になりました。ただ、出力インピーダンスが低いのか、ボリュームを上げ過ぎると音が割れます。出力を強化してやればいいのか・・・